無職失業体験談
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投稿者：kukki
結婚と同時に会社を辞め、失業保険を貰うことになりました。 その際渋谷のハローワークで仕事を探すことになりました。 もうかれこれ20年以上昔の話です。
当時はハローワークから出てくると、必ず保険のセールスレディの勧誘をされる等の噂が友人の間でまことしやかに囁かれ、随分緊張もしましたが、そのような勧誘はされませんでした。
当時はまだ会社も辞めたばかりで、新生活にもよく慣れていなかったので、新しい仕事もせっぱつまって探そうという思いはありませんでした。
ただハローワークの一種独特の雰囲気に呑まれてしまったような気がします。 当時はバブル期の終わりで、今ほど失業率が高くはなかったと思います。
でも実際に仕事を探してみると、自分が辞めた会社よりも条件が悪く、また既婚者はなかなか雇ってくれないようでした。
ハローワークの担当者にもなぜ会社を辞めたのか、この会社に残っていた方がよほど条件的によかったのに、と繰り返し言われます。 私自身もそう思っていたので、他人から改めて指摘されるとかなりへこんでしまいました。
一般事務での就職を望んでいたのですが、どこも採用条件が若い人が多く、あまりに決まらないので、当時勉強していたコピーライターの見習いのような職種を探すことにしました。
その時の担当者に、「コピーライターですか。あの、不思議大好きとかの。」とあきれ果てたように言われたことを今でも思い出します。
当時糸井重里などのコピーライターが全盛期だったので、この人は突拍子もないことをいいだすな、と思われたのでしょう。 結局仕事は何も決まりませんでした。