無職失業体験談
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投稿者:あん
今から30年近く前に受けた教員採用試験の面接の時の話です。 かなり昔のことになりますので参考にはならないかもしれませんがお許しください。
試験は県立高校の社会科教諭の採用試験です。 一次が学科試験で、その合格者が二次試験の面接に臨みました。 集団面接と個人面接が課せられていました。
集団面接は面接官の質問に対して答えられる者から挙手して意見を述べるというものでした。 これに関してはマニュアル本で【2番目か3番目に回答するのがよい】と書かれてありましたので忠実にそれを守りました。
私の前に答えた人の意見をおおむね肯定しながらも自分独自の意見を付け加えるというやり方でした。 この時私の意見を聞き終えた面接官がチェック用紙に大きく丸印を書く様子が伺えましたので集団面接に関しては成功したと思いました。
個人面接では【模擬授業】をやらされました。 ひとつのテーマを直前に与えられて即興で5分程度の授業を展開するというものでした。
これは完全に失敗でした。 ろれつが回らなくなり自分でも何を話しているか訳が分からなくなりました。 その時点で不合格を確信して、試験帰りのバスには逃げるようにして乗り込んだのを覚えています。
結果は思いもかけずに合格でした。 後で知ったのですが、競争率は65倍程度でした。 合格できたのは集団面接での評価がよかったからだと今でも思っています。
ちなみに面接練習というのは大学でも一度もやったことがありませんでした。 ネクタイを締めたのもその面接の日が初めてでした。 26才の時の話です。