無職失業体験談
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投稿者:ぜりぃ
働いていた会社の経営難で、店長から人件費削減の為に自主退職を促され退職。
ちょうど家庭では父がヤミ金の保証被りで自宅が無くなるか無くならないかの瀬戸際の時で、もうすでにうつ病の兆候として食べ物が美味しく感じられなくなってはいたのですが、父は半身不随で年金暮らしだしもっと働かなきゃという思いもありすぐに仕事を探し始めました。
でも、世の中不景気で、しかも田舎なのでそんなに仕事もなく、いつまでも失業状態ではなと思い、妹がバイトをしていたファミレスを紹介してもらい働く事になりました。
入った時期が年末という事もあり、入ってすぐにお座敷をひとりでまかされたり、お客様にみそ汁をこぼしたりと失敗ばかり・・・。
しかも私が苦手とする勤務歴の長いお局様から目を付けられてしまい、ランチ時にイラついた口調で名前を大声で怒鳴られたり、他の店員と悪口を聞こえよがしに言ったり、しまいにはあいさつをしても返事もしてくれなくなりました。
ある日店長に呼ばれ、お座敷席の隅で話をしました。 「あのね、みんな仕事もなかなか覚えないしこんな調子なら辞めてもらわなきゃいけないかも」
覚えないんじゃなくて、覚えられないんです。 頭がぼんやりして何も入ってこない。 こんな事言っても分かってもらえるはずがありません。
店長が誰に言われたかは分かっていました。 でも私も働かなきゃとその日は我慢して働いたのですが、もうこれ以上耐えられないとひとりで心療内科に行きました。
もう自宅が無くなってしまった事、父が半身不随であたしががんばらなきゃいけない事、今の職場で辛い事を先生に打ち明けぼろぼろと泣きました。
先生は「そんなに辛い事があったなら、うつ病にもなるよ」となぐさめてくれました。
次の日職場で部長が来ている時「私、うつ病と診断されたんです」と言ってみても「そんなの気のせいさ」と相手にしてもらえず、次の受診の時は母と一緒に付き添ってもらい先生にその事を報告すると、そんな所早く辞めてしまいなさいと一喝され、その日のうちに辞めると報告に行きました。
それから次の仕事が決まるまでの半年、布団の中から出る事のできない無職の生活が続きました。
もうあんな生活は嫌だなと今でも思います。